
企画展「鈴木 康生 木口木版 〜暗闇に光を刻む〜」
令和4年度 米子市美術館 企画展「鈴木 康生 木口木版 〜暗闇に光を刻む〜」

《楽園》 2000年 28.0×45.0(cm) 米子市美術館蔵
本展は、郷土ゆかりの作家を紹介する企画として、版画家・鈴木康生(1969年生まれ〜)を取り上げるものです。
鈴木は、米子市近郊、鳥取県西伯郡岸本町(現・伯耆町)出身。米子北高等学校卒業後、1992年多摩美術大学絵画科油絵専攻卒業。2001年文化庁芸術国内研究員として選出され、同年「第2回ふくみつ棟方記念版画大賞展」記念大賞受賞。2002年「第17回国民文化祭・とっとり2002夢フェスタ版画の祭典」で国民文化祭実行委員会会長賞受賞し、同年、『版画芸術』(季刊雑誌)に特集ページで紹介されます。2003年文化庁買上優秀作品披露展出品。2005年「現代の版画Ⅳ 刻の力」(東広島市立美術館主催)出品など、版画界では木口木版の版画家として実力を発揮し活動しています。
木口木版は、木を輪切りに切り出した表面が硬質な木口を板木として使用し、ビュラン(彫刻刀)を用いて彫ることで、精密で繊細な表現ができる木版画です。
鈴木は木口木版の緻密な表現に魅了され、動植物をモチーフに「生命」「生と死(輪廻)」を主なテーマに制作しています。版に人間や動植物の息遣いや存在感、そして鈴木が感じた気持ちまでも彫り上げて表現しています。
本展は、受賞作から最新作まで約80点を紹介し、関連事業として作家によるトーク、実演、木口木版画作品の制作ワークショップを実施します。
郷土ゆかりの作家・鈴木康生のさらなる活躍を期待し、その活動と木口木版の魅力を紹介します。
当館では、館内への生花や植物の持ち込みをご遠慮いただいております。花粉や花などに付く害虫が作品に影響を及ぼすことを防ぐためです。 作品保護のため、ご理解ご協力を賜りますようお願いいたします。

《珊瑚》 2001年 15.5×24.5(cm)
会 期 |
2022年 7月16日(土)~ 8月21日(日) [水曜日休館] |
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時 間 | 午前10時 ~ 午後6時 |
会 場 | 米子市美術館 第2展示室 |
観覧料 | 無料 |
主 催 | 米子市、米子市教育委員会、一般財団法人 米子市文化財団 米子市美術館 |
後 援 |
米子市美術館後援会、米子市文化協議会、伯耆町、伯耆町教育委員会、BSS山陰放送、 |
チラシ | こちらからご覧ください
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関連イベント(いずれも参加無料)
● 作家(鈴木康生)によるオープニングトーク 申込不要
日時|7月16日(土) 各日午前10時30分~
● 作家(鈴木康生)による実演 申込不要
日時|7月17日(日)彫り/10時30分〜11時30分、摺り/13時30分〜14時30分
7月18日(月・祝)彫り/10時30分〜11時30分、摺り/13時30分〜14時30分
※追加実演あり(日時未定)
場所:展覧会会場
● 木口木版ワークショップ ♢米子市美術館 第1回ミュージアムスクール 要事前申込
日時|7月31日(日)終日 (※10時〜12時30分、13時30分から16時30分頃)
会場|米子市明道公民館(米子市東町124番地) 2階 第1研修室
講師|版画家・鈴木康生 氏
対象|高校生(15歳)以上
定員|10名 ※要申込
参加費|1,100円(材料費、保険料含む実費)
持ってくる物|筆記用具(鉛筆、消しゴム) ※昼食を各自で準備してください。
申込方法|6月12日(日)受付開始・米子市美術館へ電話かファックスもしくはメール(宛先:art-museum@yonagobunka.net)にて氏名、代表者連絡先、参加人数をお知らせください。定員に達し次第締め切ります。
● 作家によるギャラリートーク 申込不要
日時|8月13日(土)14時〜
● おやこでアートじかん 申込不要
未就学児(0歳〜6歳)と一緒に美術館で鑑賞する時間を会期中毎週月曜に設定します。小さなお子様と一緒に気兼ねなく作品鑑賞をしていただき、小さな頃から美術館及び美術に親しんでいただくことを目的とします。
※「おやこでアートじかん」ご利用以外のお客様には、この時間内ご理解とご協力をお願いします。
日時:会期中毎週月曜 10時〜正午
対象:未就学児と親(父母、祖父母、家族など)
※館内で混雑が生じる場合は、入場制限を行う場合があります。
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